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◇閔 賢基の音楽的考察◇

ライブ情報と日々の徒然なる記録

カイロの人々

カテゴリー : ダイアリー
さて、前回の日記で演奏をすると書いたにも関わらず、
演奏はせず、夜にザールというものを見に行った。
全員で12人もの人が演奏をしていたのだが、
皆、かなりの高齢!
しかし、皆パワフルで、迫力のあるステージだった。
中でも、マングール、という楽器?
(たくさんの動物の爪を縫い合わせた布を腰に巻き腰を振って鳴らす)
をした太ったお爺さんが真っ赤な顔をして踊っている光景は
滑稽でもあり、見ていて面白いものだった。
そのマングールは二人いて、シャクシェーカというものも振っていた。
その他、タンブーラ、と呼ばれるハープや、
タブラタンブーラ、ナグラザールなど、見た事が無い楽器があった。

たまたま隣に座った男性がラマダーン、という名前で、
ダラブッカ奏者だったため、少し話をしたところ、
ここでは毎週火曜日にラバーバの演奏が聴けるとのこと。
これで来週の火曜日の予定は決まった、というもの。

15日。この日はエジプトでは珍しく朝から雨。
アタバでアラ先生(ウード)に挨拶し、
昼を沖君と上田さんとで食べ、お茶をした。
エジプトに来てからお茶する回数がかなり増えている。
日本でも僕は多いほうだが、断然こちらのが多い。
シャーイと呼ばれる紅茶には毎回シュガーを入れる。
食べ物も濃いものばかり。
これで太らない方がおかしいのかもしれない。

雨が降ったせいで、空気が綺麗だったため、
快適だったが、こちらは排水対策が全く為されていないため
道には大きな水溜りが所々に出来ていた。

その後、ハン・ハリーリで上田さんといろいろ物色・買い物をした。
途中、100年近く昔のズウェイラ門に登った。
一番上まで登って下を見下ろすと、そこには
カイロの街が広がっていた。風も冷たく、足場も悪い。
でも気分は上々。
客引きにも2,3回、付き合いつつも、何も買わなかった。
次来たら買いますね。

この買い物中、2回ほど喧嘩をしている光景を見たが、
ここでは、そういった揉め事があると、途端に大勢の
人だかりが出来る。
そして仲裁をするのだ。

いつだったか、地下鉄のホームにいた時、女性の悲鳴が
聞こえたため、エスカレータに走っていったところ、
若い女性が叫んでおり、その母親と思われる人が
エスカレータ上で転んでしまっていたようだった。
その時にも、ホームにいた人々が一斉に助けに来る。
あっという間に20人ほどの人が集まっていた。
日本では、こうはいかないだろう。

夜はレクプレーヤー、アミールの家へ。
アミールは自ら音楽キチガイ、と言う変わり者。
しかし、頭も良く、インターナショナルな視点を持ち、
とても好感を持てた。
レクも叩いてくれたが、素晴らしかった。

16日、今日は上田さんの帰国日。
朝から一緒に郵便局へ行くも、金曜日で閉まっていた。
そのままお茶をして帰宅。
昼を一緒に食べ、モナと一緒にお茶をし、別れた。

その後、僕は一人でハニー宅へ。
サミールの演奏は相変わらず素晴らしい。
しかし・・・英語が出来ず、お互いの意思疎通が
本当に困難だ。
これだけは大きな問題だと言える。

レッスン後はバスで地下鉄まで。
バスは一回10円で終点まで乗れる。
細かいお金を用意していなかったところ、
後ろの人がすぐに両替をしてくれたり、
横の人が数を数えろ、と教えてくれたり、
女性が荷物を持ってくれたり、と皆親切で嬉しい。
地下鉄も20円で乗り放題。
だんだんと自分がエジプトに馴染んできているのを感じる。

さて、最後に個人的なメッセージですが、
今回、上田さんには本当にお世話になりました。
普通に一人で来ていたら体験出来なかった事や、
貴重な出会いを与えてくれた事、その他にも
いろいろ学ばせてもらいました。
ここでも一言お礼を書きたいと思います。
ありがとうございました!
COMMENT
登ったのね~。
ズウェイラ門 登ったの~!?千のミナレット(尖塔)を持つ
美しい街と言われるカイロを 一望できるんだってね~☆
私は高いトコ苦手なので 一生行けない~(T_T)
ザーは 年齢層高い(笑)けど ものすごいパワー!!!
ラバーバの演奏が聞ける日もあるんだ。。。 楽しみだねっ♪
かなり カイロっ子に馴染んできましたね~w
re
>ノリコさん

ズウェイラ門、一番上まで登りましたよ。足場悪いですね。
ザー、面白いですね。次回も行こうと思ってますよ。
カイロ、とても快適です。もう数ヶ月いてもいいくらい。
後半、忙しくなりそうです。。
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