◇閔 賢基の音楽的考察◇

ライブ情報と日々の徒然なる記録

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ハムシーンに倒れる

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同居しているモナさんは、亀と金魚を飼っている。
しかし、金魚はこの数日で全部死んでしまったそうだ。
洗濯物を干そうとベランダに出ると金魚の死骸が干からびていた。
なぜ死骸をベランダに?
あえて聞かなかったが、ちょっと不思議だ。

エジプトは果物が安い。イチゴも断然安い。
僕はよくイチゴを買って帰るのだが、亀がイチゴを
食べるとは今まで知らなかった。
亀は僕が近づくと頭を引っ込めるが、遠ざかると
またイチゴと格闘を始めるのだ。

さて、21日の日記を更新したその後に
沖君とその友達のアムルとマクハ(喫茶店)へ。
アムルが僕のヴァイオリンを聴きたい、というので披露。
ちょうど沖君が誕生日だったのでバースデーソングを演奏した。
すると、そのマクハ中の人が拍手をくれた。
調子に乗って数曲披露したが、帰りには
他の客も立ち上がって握手を求めてきた。
しかも帰りがけに「毎日来い」と。
マスリーは本当に音楽が好きなんだと思う。

22日、朝から楽器屋へ。
英語を話せる店主が不在で要領を得ず。
僕の英語力はかなり幼稚だが、それでもアラビア語よりは
意思疎通が図れる。そんなわけで、丸半日が潰れてしまった。
その後、楽譜を探したが、本屋はあっても、
楽譜の専門店のようなものは無いようだった。
かなり歩いて購入したのは一冊だけ。

その後夕方にウサマ氏の元へタクシーで移動したが混雑していた。
なんでも、空中紳士氏はタクシーでダラブッカを叩いたとか。
それなら僕も一つ、と思いタクシー内で演奏してみた。
渋滞だったため、周りの車からみんなが見ている。
中には車の音楽を止めこちらに注目する人も。
いや、危ないから前見て運転しなさいよ、と言いたくなる。
演奏が終わった後にはタクシーの運転手の態度が変わっていた。

さて、ウサマ氏はなんと、レッスンのカリキュラムを作ってくれていた。
残念ながら僕の滞在が長くない事を話したところ、
3時間の間、みっちり教えてくれた。

思えば前回、数々の疑問点を解消してくれたのもこのウサマ氏。
今回3人もの先生に教えてもらったが、間違いなく
ベストの先生はこの人だろう。
カセットや譜面も用意してくれており、理論的に教えてくれ、
図解もしてくれる。
その他にも、彼の家はナセルシティにあり、僕の住んでいる場所から
遠いのだが、「タクシー代がかさむだろうから、次から
住所を教えてくれれば車でレッスンに行ってあげよう」、と言ってくれる。
時間外手当てとして、また譜面やテープを用意してくれたので
多めに支払おうとしても断固として受け取らない、など、
音楽性のみならず、人としても今後も付き合っていきたい、と
思わせられる。
彼は西洋音楽も学んだ経験があるが、
やはりアラビア音楽を一番愛している、と言う。
もしもまたエジプトに来るのなら、彼にまた習いたいと思う。

さて、レッスンが終わり、また沖君と再会。
彼は翌日日本へ帰る、ということで最後の日だった。
思えば、上田さんを除いて一番行動を共にした日本人だ。
英語もアラビア語も堪能な彼の今後も楽しみだ。

家に戻るとヒシャムさんとホサムさんが来ていた。
ホサムさんは初めてだったので自己紹介したところ、
「もう知っている、有名だよ」と言われた。
モナさんがみんなに話しているのだろうか?
ヒシャムさんからは、「ビジネスの話なんだけど
演奏を頼みたいという人がいるが、出来る?」などと
言われたり。しかし、日程的に難しそうだ。

さて、帰宅後からだろうか?
喉の痛みを感じるようになった。
噂に聞いていたハムシーン(ダストストーム?)で
一発で喉をやられ、熱が出てしまった。
そのため、金曜日の23日は丸一日寝て過ごした。
(本当はラドワンの両親の所へ遊びに行く予定だった)

さて、本日24日、風邪はまだ治らず。
しかし、一昨日に約束した楽器屋へ行き、
梱包された荷物を預かり郵便局へ。
対応が遅いと思って奥を除くと、ゴザのようなものを引いて
お祈りをしている。
前回には大きな荷物も大丈夫と言っていたのに
持って行くと「規格外だから無理」とアッサリ断られた。

その後、埒があかないのでFedexから送ろう、と
タクシーを捜すと、郵便局長自ら送ってくれるという。
ありがたく乗車し、しばらく乗っていると、幾ら払う?と言ってくる。
馬鹿みたいな値段を言ってきたので、交渉したが決裂。
わけのわからない場所で降り、荷物を降ろす。
違うタクシーの運転手を拾い、ようやくFedexへ。
ところが、ここで荷物を送ろうとしたら、人が往復するよりも
高い値段に愕然!(17万円以上!)

諦めて再度楽器屋へ戻り、送ってもらえないか、と相談した。
またしても英語を話せる店主不在で、しかも今日中は
わからないからまた明後日、ということに。
エジプトは日本に比べると時間の流れがゆったり感じるが、
事務的に済ませたいところもゆったり過ぎて、
ビジネスをするのは大変だろうな、と思わせられる瞬間だ。

その後、モナさんと合流。
僕と会わせたい人がいるとのこと。
ワギー、という画家の家に案内された。
センスのいい内装、そしてピアノもあった。
彼の描いた絵の中にアダムとイブの物語があり、
数枚に亘って物語が展開されているのだが、
それも素晴らしいものだった。
(アダムとイブの物語はムスリム、キリスト、ユダヤ共同じ)
彼は既にモナさんに聞いていたのか、
僕のヴァイオリンをとても楽しみにしていたらしい。
あいにく持ってきていない、と言ったら悔しがり、
「滞在中に是非聴かせてほしい」と。

聴衆あっての演奏者。
そう言われては演奏しようとは思うものの、
どうも僕はスケジューリングが下手らしい。
日本にいるのと変わらず忙しくなってしまう。
ちょっと本気で考えた方が良さそうだ。

さて、観光にも体力が必要だ。
帰って寝て、風邪を治すことに専念することにしよう。
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マスリーと、レッスンと。

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さて、マスリー(エジプト人)のモナさん(本名;ラドワン)と
二人暮しも約一週間。ここにはよく人が訪れる。
前回の日記のヒシャムさんに、ミシォさん、アムルさんなど、
みんな知的で好感の持てる人ばかり。
彼らに会うだけでも、また来たくなる動機になるかもしれない。

さて、19日は新しいカマンガ(ヴァイオリン)の先生、
ワエル氏のレッスン。
彼はカイロ大学の音楽科を主席で卒業した人で、
普段はナイルヒルトンで演奏をしている。
歳は僕と同じくらいだが、穏やかでわかりやすい。
彼の演奏もこれぞアラビア音楽、といったものだった。

さて、レッスン後、沖君と合流し、前日に会った
エジプト人女性のハミダさんとアフアで再会。
彼女は晩餐に招いてくれた。
彼女はまだ学生で日本の文化に興味があるとか。

さて、バスでギザに向かっていき、彼女のお兄さんのお店に
寄ると、そこは観光客用の大きなお店。
パピルスが大量に壁に飾ってあった。
お兄さんと合流し、そのまま彼女の家へ。

ハミダさんの家は素晴らしいの一言!
豪華な調度品が並び、まるで別世界だった。
どうやらかなりのお金持ちのようだ。
食事をいただいたお礼に、と、カードマジックを披露した。
人前でやるのは久しぶりだが、音楽、マジック、絵には
国境はない。喜んでくれた。
屋上からはピラミッドが見えるという。
屋上でヴァイオリンも演奏した。
例によって「暴れん坊将軍」を演奏したのだが、
なんと!彼女はこの曲を知っていた。

お土産にパピルスをもらって帰宅。
帰りに光で照らされたピラミッドが美しかった。
同居人のモナさんに話をすると、「おめでとう!」と言われた。
通常、エジプト人の男性が家に招くことはあっても、
女性が自分の家に招く事はあり得ないことらしい。

さて、20日は昼近くに起き、近くのお店へ。
カイロ大学の学生達4人と話をしながら食事をした。
モナさんの家の近くあるお店の従業員とも仲良くなった。
アフメッドは陽気で、なぜか僕に会うと笑顔で両手を
会わせて拝みだす。
ムハンマドは23歳で親切で穏やか。
店員のランニアは17歳。こちらも元気でかわいらしい。
みんないつも笑顔で気持ちがいい。

その後、アタバへ。
沖君と合流した。彼にダラブッカの良さを語ったところ、
やる気になったため、購入しにいった。
その後、沖君とハミダに、ノーラ、という日本語ペラペラの
エジプト人女性と一緒にアフアでお茶をした。

夜はマカンへ。
時間ギリギリに行くと、前回知り合った照明係りの人が
「待ってたよ!」と迎え入れてくれた。
この日の編成はカワラ、ダラブッカ、ドフ、カマンガ、
ラバーバにアルフーという二本立ての笛。
日本のアラディーン(ロマ風ユニット)の現地版だろうか。
カマンガは正直、イマイチだったが、
ラバーバは素晴らしく、カワラも良かった。
そして、何よりダラブッカが巧い!
さすがに層の厚さのようなものを感じた。

僕はギリギリに入ったので、隅で座っていたのだが、
1stステージが終わり、演奏者と話していたら
女子大生(やはりカイロ大学)に話しかけられ、
そのまま舞台の一番まん前に連れて行かれた。
そこで、10人ほどいた女子大生達に質問攻めを食らった。
「結婚はしてるのか」とか「なぜまだしてないのか」など・・・
・・・余計なお世話なんだが。。

人だかりが出来てしまい、演奏者達には迷惑だっただろう。
周りの女性達は一度に何人も質問してくるので
凄い騒ぎだった。
その喧騒の中、2ndステージが始まった。
みんなノリノリで、隣の子がクラップや、掛け声などを教えてくれ、
一緒になって声を出したりした。
ステージ終了後も結局、1時間ほどみんなと話をしたが、
中には面白い女性もいて、かなり笑わせてもらった。
みんな明るくて元気で、エジプトに来る前に抱いていた
ムスリムの女性の閉鎖的なイメージは吹き飛んでしまった。

さて、今日21日はアタバで所用を済ませ、レッスンへ。
今日も沖君が付き合ってくれたのだが、肝心のワエル氏が遅れていた。
そのため、ハニーが、なんと昨日ダラブッカを買ったばかりの沖君に
レッスンをしてくれた。
なかなか見ていても楽しいものだった。
・・・沖君は一杯一杯だったと思うが。。
通訳で来てくれたのに、お疲れ様でした・・・!

レッスンが終わった後にはワエル氏とお互いの知っている曲を
演奏しあったりした。
僕にとって彼の演奏はアラビア音楽のお手本なのだが、
彼も僕のような演奏スタイルはあまり知らないらしく、
絶賛してくれた。
ワエル氏も演奏にはエレクトリックヴァイオリンを使用しているそうだ。

さて、レッスンもそろそろ終盤だ。
来週からはちょっとナイル上流まで旅してこようかと思う。

疑問点の氷解

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17日、マスリー(エジプト人)のヒシャムさんにハフラに招かれた。
場所はスイスクラブ、というところ。
子供の誕生日パーティーということで、バースデーソングなどを演奏した。
そこには数十人の人が集まっており、まるで映画の一シーンのような場所だった。
エジプトでもかなりリッチな人しか、こんな事はできないようだ。
僕の演奏の後には、マジシャンが招かれており、ショーを展開していた。

その後、ハン・ハリーリへ。
ファーストフードのお店に入り、値段を聞くと安いものでも15ポンド(300円)、と言う。
観光客相手で、高くても商売になるのだろう。
他へ移り、結局2ポンド(40円強)の食事を済ます。
途中、例によって、客引きに合い、幾つかのお店を回った。
その途中のお店で店員と仲良くなり、結婚式のハフラに誘われた。
また、商売は抜きで、今後いつでも茶でも飲みに来い、と言う。

どうやらヴァイオリンを持っていると誘われる率が高まるようだ。
エジプトに来てまだ10日間だが、結婚式に招かれた回数は
なんと3回目!
日本じゃ考えられない。
・・・というか、普通初めて会った人をそんな気軽に誘う、というのが不思議だ。

さて、そんな感じで油を売った後にいよいよ初のスーフィーショー。
建物の前で沖君やハニー達に会い、しばし雑談。
スーフィーショーには、これまで会ったサミール、ムハンマド、アミールが出演しており、
最前列で堪能させてもらった。
初めて見たが、スーフィーショーは凄い!の一言。
演奏のレベルも勿論、迫力があり、素晴らしいショーだった。
写真や録画もOKということで、ビデオカメラがあれば撮りたいくらいだった。

スーフィーにとって、神に近づくための手段として、楽器や廻る、という方法を
取るそうだ。また、緑色が神聖で重要な色とのこと。
イメージは白や黒、と思っていたが、
なるほど、下に着ていた服も緑色だった。
帰りは沖君と食事をして帰った。

18日、今回初レッスンとなるウサマ氏宅はナセルシティにある。
今日は午前は練習して過ごし、
夕方から沖君に通訳をお願いし、タクシーで向かった。
ウサマ氏はこれまでエジプト人は教えてきたが外国人は初めて、との事。
物静かな印象で40歳くらいだろうか?家はとても綺麗だった。

ラバーバ奏者のサミール氏とは対照的で、演奏レベルはサミールほどでは無いものの、
理論や、譜面にも強く、わからない事などに一つ一つ丁寧に答えてくれた。
結局2時間もの間、ほとんど問答をしていたが、
おかげで、知りたかった疑問がかなり解消できた。
ウサマ氏と通訳をしてくれた沖君に感謝!です。

その後、沖君と夕食を食べ、アフア(喫茶店のようなもの)へ。
お茶をしながら話をしていたところ、
向かいの席に座っていたエジプト人女性3人組のうちの一人が
話しかけてきたので5人で話をして過ごした。
エジプト人女性は閉鎖的なのかと思っていたが、そうでもないようだ。

さて、明日もレッスン。今週は忙しくなりそうだ。

カイロの人々

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さて、前回の日記で演奏をすると書いたにも関わらず、
演奏はせず、夜にザールというものを見に行った。
全員で12人もの人が演奏をしていたのだが、
皆、かなりの高齢!
しかし、皆パワフルで、迫力のあるステージだった。
中でも、マングール、という楽器?
(たくさんの動物の爪を縫い合わせた布を腰に巻き腰を振って鳴らす)
をした太ったお爺さんが真っ赤な顔をして踊っている光景は
滑稽でもあり、見ていて面白いものだった。
そのマングールは二人いて、シャクシェーカというものも振っていた。
その他、タンブーラ、と呼ばれるハープや、
タブラタンブーラ、ナグラザールなど、見た事が無い楽器があった。

たまたま隣に座った男性がラマダーン、という名前で、
ダラブッカ奏者だったため、少し話をしたところ、
ここでは毎週火曜日にラバーバの演奏が聴けるとのこと。
これで来週の火曜日の予定は決まった、というもの。

15日。この日はエジプトでは珍しく朝から雨。
アタバでアラ先生(ウード)に挨拶し、
昼を沖君と上田さんとで食べ、お茶をした。
エジプトに来てからお茶する回数がかなり増えている。
日本でも僕は多いほうだが、断然こちらのが多い。
シャーイと呼ばれる紅茶には毎回シュガーを入れる。
食べ物も濃いものばかり。
これで太らない方がおかしいのかもしれない。

雨が降ったせいで、空気が綺麗だったため、
快適だったが、こちらは排水対策が全く為されていないため
道には大きな水溜りが所々に出来ていた。

その後、ハン・ハリーリで上田さんといろいろ物色・買い物をした。
途中、100年近く昔のズウェイラ門に登った。
一番上まで登って下を見下ろすと、そこには
カイロの街が広がっていた。風も冷たく、足場も悪い。
でも気分は上々。
客引きにも2,3回、付き合いつつも、何も買わなかった。
次来たら買いますね。

この買い物中、2回ほど喧嘩をしている光景を見たが、
ここでは、そういった揉め事があると、途端に大勢の
人だかりが出来る。
そして仲裁をするのだ。

いつだったか、地下鉄のホームにいた時、女性の悲鳴が
聞こえたため、エスカレータに走っていったところ、
若い女性が叫んでおり、その母親と思われる人が
エスカレータ上で転んでしまっていたようだった。
その時にも、ホームにいた人々が一斉に助けに来る。
あっという間に20人ほどの人が集まっていた。
日本では、こうはいかないだろう。

夜はレクプレーヤー、アミールの家へ。
アミールは自ら音楽キチガイ、と言う変わり者。
しかし、頭も良く、インターナショナルな視点を持ち、
とても好感を持てた。
レクも叩いてくれたが、素晴らしかった。

16日、今日は上田さんの帰国日。
朝から一緒に郵便局へ行くも、金曜日で閉まっていた。
そのままお茶をして帰宅。
昼を一緒に食べ、モナと一緒にお茶をし、別れた。

その後、僕は一人でハニー宅へ。
サミールの演奏は相変わらず素晴らしい。
しかし・・・英語が出来ず、お互いの意思疎通が
本当に困難だ。
これだけは大きな問題だと言える。

レッスン後はバスで地下鉄まで。
バスは一回10円で終点まで乗れる。
細かいお金を用意していなかったところ、
後ろの人がすぐに両替をしてくれたり、
横の人が数を数えろ、と教えてくれたり、
女性が荷物を持ってくれたり、と皆親切で嬉しい。
地下鉄も20円で乗り放題。
だんだんと自分がエジプトに馴染んできているのを感じる。

さて、最後に個人的なメッセージですが、
今回、上田さんには本当にお世話になりました。
普通に一人で来ていたら体験出来なかった事や、
貴重な出会いを与えてくれた事、その他にも
いろいろ学ばせてもらいました。
ここでも一言お礼を書きたいと思います。
ありがとうございました!

伝統の流儀

カテゴリー : ダイアリー
今回の同行者である上田さんが
「エジプトは男子校みたいなもんだ」と
最初に言っていたが、まさにそんな感じだ。

エジプトは常に晴れていて、人々は皆よく笑う。
ふと、天気と人の性格の関係性を考えてみた。
日本はジメジメしているから、暗い人も多くて
エジプトは明るい人が多い・・・と仮説を立ててみたり。

道を歩く女性も皆、端整な顔立ちをしている。
しかし、こちらではボディラインを気にする、という
文化が無いのではないか?と思うほど
太っている人だらけだ。
若い女性も皆、かなりの体格だ。
太っている事が良い事なのかもしれない。
それで大らかになれるなら、それもいいか。

さて、13日は昼に近くのファーストフード店で
ハワウシ、と呼ばれる餃子みたいな?ものを食べた。
その後は上田さんの買い物に付き合い、
アタバでCDを買ったりした。
夜はムハンマド宅へ行き、魚料理をご馳走になった。
カイロではシーフードは高価で贅沢なのだとか。
とてもおいしかった。
ふと気付くと、下痢も治っていて、食欲も回復していた。

14日、今日はアラビア語が堪能な沖祐太郎さん
(イスマイリアで会った)に通訳をお願いし、同行してもらって
レッスンへ。

相変わらずサミールのラバーバは素晴らしい。
より感傷的な音色、とでも言おうか。
ラバーバの音は心の琴線に触れる。
豊かで柔らかく、物悲しい、そういう印象だ。

さて、せっかく通訳をお願いしたし、聞きたい事を、
と思い、幾つか質問をする、というレッスンだった。
アラビア音楽には幾つものマカームがあるが、
一番元となる、重要なものは
バヤティ、ラズト、スィーカの3つだ、と言う。
また、録音をする事も、紙に書き留める事もするな、と言う。
一つ一つのモチーフを記憶するまで演奏する、という
昔ながらの伝統的なスタイルのレッスンなのだ。
非効率的であり、おそらくこの短期間で
得られる内容は少ないかもしれないが、
これが代々の彼らの流儀、やり方なのだろう。

また、カマンガについてはやはりチューニングが異なる。
これまで普通のチューニングでレッスンをしてきたが、
今日になり、急遽アラビアチューニングに変えられた。
そのため、演奏する音自体が、長2度移調したのと
同じになり、弾けるようになったフレーズすら
また戸惑うようになってしまった。
どうにも効率が良くないが、仕方ない。

さて、今夜はモナさんの知り合いのエジプト人宅で
演奏を頼まれている。
とうとう上田さんと僕の「暴れん坊将軍」のお披露目?です。

タブラクワイエサの上田さんのブログもチェックしてみてくださいね。
写真は主にこちらのが充実してます。
テキストだけでゴメンナサイ。
http://ueda.kwaiesa.net/

初レッスン

カテゴリー : ダイアリー
昔、インドに行った時、4日目で体調を崩したのを覚えているが、
エジプトへ来て、早くも軽い下痢を体験。
普段、日本でも水道水すら飲まない僕(浄水されたものしか飲まない)
なので、おそらく普通の人よりも弱いのかもしれない。
我ながら、相変わらず体の弱さ(主に生命力の方)を
感じずにはいられない。
災害が合ったら真っ先に死ぬだろうな、と。

さて、そんな事よりも11日はハニーの家で
僕の先生を紹介してくれる、ということ。
行ってみると、サミール、という25歳の男性がラバーバを2台持って来ていた。

-さて、ここでラバーバについて説明せねばなるまい。
(※僕が知りえた情報ですので真偽は定かではないので念のため)
ラバーバはおそらく弦楽器(ヴァイオリンや胡弓、ギターにいたるまで)の
原型とも呼べるものだと思われる。
ラバーバ、と呼ばれる楽器自体はいろいろな形態があり、
中には全然見た目が違うものすらある。
指で弾いて演奏するものもあれば、ヴァイオリンのように弓を用いるものもあり、
他にはより共鳴させるために多くの弦を張ってあるタイプもある。
しかし、このエジプトのラバーバはその中でももっとも原始的(祖先?)とも
言える形態ではないか、と思えるシンプルな作りをしている。
一説によれば、エジプト、ナイル上流のヌビア人の楽器、という話もある。
弦は二本あり、片方は針金、片方は馬の尻尾。
共鳴させる部分は何かの実に皮を張ってある。
弓も馬の尻尾で、松脂をつけて擦って演奏する-。
(間違っていたらご指摘くださいませ。。)

さて、このサミール氏、ラバーバを演奏し始めると、
うん、確かにこれこそムジカアラビ(アラビア音楽)、と思わせるもの。
ヴァイオリンは持っていないそうだが、持っている友達の家で
弾いているそうで、貸してみるとヴァイオリンもいい感じ!
早速、レッスンをしてもらった。
しかし、このサミール先生、英語が全く話せず、文字(アラビア語)も
楽譜も読めないため、レッスンは難航。
上田さんに通訳してもらいつつ、サミール先生が演奏する内容を
僕が繰り返す、というスタイルのレッスンをしてもらった。

夜はエジプト人のモナさんの所へ引越しし、語り合った。
このモナさん、エジプト人の中ではおそらくかなり特殊な人で、
英語も堪能な上、日本語も少々話し、音楽の趣味も多種多様。
なかなか得がたい人です。
夜はよく眠れて、疲れ気味だった体調も回復しました。

12日の今日もハニー宅へ。
サミール先生のレッスンも前回よりも順調に。
レッスンとしては僕がカマンガ(ヴァイオリン)を弾いたり、
ラバーバを弾いたり。
しかし、ラバーバは難しい。
サミール先生の演奏は細かいニュアンスも見事だが、
僕が弾くとまるで幼稚な・・・。。
ヴァイオリンで演奏してようやく、といったところ。

しかし、こうやって演奏をしていて、クラシックを勉強していた時にも
感じた事を再度実感する。
楽器とその音楽の関係性は、歌と密接な関係がある。
歌心が無ければ、楽器は演奏できないし、
歌を知るには、その地方の言語の発音や、話し方などが
非常に重要になってくる。
おそらく本当の意味でアラビア音楽を理解するには
アラビア音楽を歌えなければならないだろうし、歌を本当に
理解するには、アラビア語が話せることが必要になるだろう。

出会った時にサミール先生が「嬉しい気持ちを」と演奏してくれたが、
その演奏も、小さい頃から周りで流れていて、心身に染み渡った音楽が
そこに出ているのだろう、と強く感じた。
道は広大で深遠極まりない。

日本の曲

カテゴリー : ダイアリー
カイロのタハリールにあるイスマイリアホテルは朝食が出るのだが、
パンにコーヒー(ティー)、チーズにゆで卵、というオーソドックスなもの。
だが、なぜか美味しく感じる。
海外はパンがおいしいのか?

そして、甘いコーヒーと甘い紅茶。
日本ではブラック派の僕がおいしく飲めるのはなぜだろう?
きっと、この暑い地方で体力消耗をするため、
体が欲するのだろう。

9日は朝からやはり上田さんとセッションし、別行動。
昼ごはんを食べ、観光でもしてみようかとカイロ考古学博物館へ。

ツタンカーメン、ワニのミイラや歴代のファラオの石像を
ゆっくりと見てまわった。
見ながら、いろいろな事を思った。
なぜか雑念が溢れるように沸いてくる。
書いたらキリが無いが、個人的な事から
(ヴァイオリンの事から始まって様々な事柄)
文明が滅びた場合の再興についても
(失った資源を再生させる事の難しさなど)
考えさせられた。

疲れて博物館を出たところへ
エジプト人のアリ、という男が話しかけてきた。
何かを売ろう、と言うつもりか、それともどこかへ連れ込む気か?
上田さんとの待ち合わせ時間にまだ時間があったので、
一つ付き合ってやろう、と付いていったところ、
案の定、狭くて暗い地下?のような所へ行くと
パピルスを作っているところだった。
お茶を出してくれたので、お茶だけ飲んで出てきた。
帰りに欲しくなったら一枚くらい買っていってあげようかな、などと思った。

そして夜・・・。
上田さんとベリーダンスを観にギザの方へ。
店の名前は・・・上田さんのホームページを参照の事。きっと書いてくれるハズ。
夜の12時過ぎに店に行ったが、お客はまだ少なく、
いかにも前座、といった感じのエジプシャンポップスの歌手達が歌っていた。

幸運なのか、その次にベリーダンサーが登場。
東洋人にも見えるその女性は、いかにもベリーダンサー、といった体型?で、
さすが、テクニックも魅せ方も巧いなぁ、と思った。

その後はひたすらエジプシャンポップス。
歌手が出てきて歌うのだが、これがどうして、なかなか面白い。
じょじょにお客の数も増えてくるが、お客もどうやら普通の人には見えない人ばかり。
札束があんなに空を舞うのを見たのは初めてかもしれない。
日本のバブルもあんな感じだったのだろうか?

エジプシャンポップスにもダラブッカやドフは欠かせない。
音圧も凄かったし、なによりアンサンブルが良かった。
しかし、カマンガ(ヴァイオリン)は?と言えば、残念ながら
たいしたプレーヤーは出てこなかった。
カマンガの他にカヌーンや、ウードも出てきたが、そのいずれも
エジプシャンポップスではあまり活躍が出来ていないようだった。
キーボードが最強のツールなのかもしれない。

さて、今日10日は
昼近くに起き、ハニーのお宅へ。
ハニーとセッションをしたりした。
しかし、ハニーのダラブッカは凄い、と前々から噂は
知っていたものの、見ると本当に凄い。
ダラブッカの可能性について、また新しい認識を与えられた。

「日本の曲はないのか?」と言われ、
そういえば日本の曲のレパートリーが無いな、と考えた。
「桜」「荒城の月」などを弾いたところで
ダラブッカとのセッションにはイマイチ使いにくい。
仕方が無いので、中国の曲、ということで「競馬」を演奏した。
ハニーはさすが、アンサンブル経験が豊富なのだろう、
こちらのニュアンスをその場で汲んでくれる。
掛け合いもしたのだが、こちらは残念ながらついていけず、
即興性の必要性をまた強く感じた。

夜は上田さんと世界一周をしているという女性のアキさん、という方と
3人で韓国料理を食べに行った。
食べていて、やはり自分が韓国人だな、と思った。

ホテルに帰ってから、日本の曲のレパートリーを作ろう、と思い、
「暴れん坊将軍」のテーマを日本の曲として紹介することに決めた。
(マズイかな・・・?)
上田さんと打ち合わせもしたので、次回日本の曲を所望されたら
これが日本の代表曲として紹介されることだろう。
ジャパニーズポップス、とでも言っておこうか。
次のレパートリーは「水戸黄門」を検討中である。
kairo1

kairo2

カイロより愛を込めて

カテゴリー : ダイアリー
別に愛は関係ないんですが、こんにちは。
現在、エジプトのカイロにいます。

今回はタブラクワイエサの親方、上田さんと来ています。
カイロは今、毎日晴天で、少し乾燥しているけれど、
とても気持ちのいい気候です。

飛行機から見た夜のカイロは、光(街)の集まりがどこまでも
地平線上に続いていて(山などの障害物が無いからでしょう)
宝石のようでとても綺麗でした。

飛行機の中で日常的に使う挨拶や、数字などを
上田さんに教えてもらい頑張って暗記。
到着後、ホテルに荷物を預け、
カイロ在住のひろしさんのお宅へ遊びに行きました。

翌日の8日は朝から上田さんとセッション。
その後に楽器屋へ。
アラディーンのケンさんの師匠のアラ先生に
挨拶し、その後、空中紳士さん、上田さんの師匠でもある
ムハンマドさん宅へ行き、家庭料理をご馳走になりました。
家庭料理はどの国も本当に美味しいですね。
軽くカマンガ(ヴァイオリン)も演奏し、
新しい曲(サマーイ形式)などを教えてもらいました。
早速上田さんと演奏できる新しいレパートリーになりました。

その後、ガラベイヤや帽子を買いにアタバへ。
早速お気に入りのガラベイヤを購入し、寝巻き代わりに
愛用してます。

夜は再び、ひろしさんのお宅へ。
カマンガ(ヴァイオリン)と上田さんのダラブッカで
演奏してきました。
お客さん?は5人くらいでしたが、とても喜んでくれました。
海外にヴァイオリンを持ってくるのは初めてですが、
やはり音楽は共通の言語、というか、
やってて良かった、と思える瞬間ですね。

しかし、上田さんのアラビア語は素晴らしいです。
タクシーの運転手が最初機嫌悪そうに、値段を吹っかけてきても
少し話すうちに、何があったんだ?と思うくらいに
打ち解けて、仲良く笑ったり手を叩き合ったりして、
全然、ボラれる、ということもなくて。
言葉も大切だけど、やはりユーモアのセンスやサービス精神も
世界に共通する大切な事だなぁ、と実感しますね。
しかし、上田さんを通じて、現地の人と交流できることで好印象ですが
一人で観光に来ていたら、きっと全く違う
感想・イメージをエジプトに持ったかもしれませんね。

さて、写真も撮ったんですが、それはまた次回にアップします。
またの更新をお楽しみに!

また、日記はタブラクワイエサの上田さんも更新しているので
そちらのリンクも載せておきます。見てみてください。
http://ueda.kwaiesa.net/

イフティファール

カテゴリー : ライブ情報
イフティファール

さて、いよいよ4日後にはエジプト行きです。
3月7日から4月の頭あたりに戻ってくる予定です。

そして、今日から5月のゴールデンウィークに開催される
イフティファールのチケットが発売です。

このイフティファール、というイベント、
第一回目から参加していますが、その参加がキッカケで
アラビア音楽やベリーダンス業界?の事を知ったのでした。

このイベントが無ければ、様々なダンサーとの共演も無かったでしょうし、
まさかエジプトにまで行くこともきっと無かったでしょう。
ベリーダンス関連ではかなり大きなイベントだと思います。
絶対後悔しませんよ!

そんなわけで詳細です。
http://kwaiesa.net/ihtifaal
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